【生物環境工学科】グラントワで課題研究発表会を行いました
2025年02月06日
2月6日(木)にグラントワにて課題研究発表会が行われました。
この日の発表は、各科の代表2~3グループ(個人)が発表するもので、生物環境工学科からは、以下の3グループが発表を行いました。
発表順1 「古民家再生プロジェクト」(環境土木)
発表者 石川隆貴、新井涼、宅野水輝
日本では空き家の数が年々増加傾向にあります。空き家が増える原因として、「人口減少」「過疎化・若者の都市部流出」「相続問題と所有権の複雑化」等があります。
私たちは益田市の抱える空き家問題と向き合い、高校で学ぶ土木技術を活用して解決していきたいと思いました。
また、この課題研究を通して益田市の人に空き家に対する問題を知ってもらいたいと考え研究を行いました。
発表順2 「エディブルフラワーで地域活性化 Part3」(草花)
発表者 石川美夢、田中志穂、土江遥、豊田鈴音
今年で3年目となるこの研究は、私たちが栽培するエディブルフラワーを連携先がより安心してエンドユーザー(エディブルフラワーを使った料理やお菓子を食べる人)へ提供できるよう、病害虫対策について研究を行いました。
また、フラワーバイオコースを希望する生徒は年々減少しており、少しでも多くの人に花に興味関心を持ってもらえるよう、中学校へ出前授業を行い、エディブルフラワーを中心とした花の魅力発信を行いました。
発表順3 「島根県オリジナルブドウ『神紅』の着色向上に関する研究~ランクⅠを目指して~」(果樹)
発表者 岩本環那、成田未咲、山口里桜、山根美彩
「神紅」は、島根県が10年の歳月をかけて開発した赤色系大粒ブドウです。2018年5月に品種登録され、2019年に本校にも導入されました。
本校では、2021年から収穫を始め、今年度で4回目の収穫を迎えます。20度以上の糖度と鮮やかな赤色の果皮が最大の特徴ですが、本校では両方ともを兼ね備えた神紅は栽培できていません。昨年度の研究では、糖度を上昇させることには成功しましたが、果皮色が真紫色になり、鮮やかな赤色の神紅は栽培できませんでした。
そこで私たちは、着色コントロールを研究のメインテーマとし、神紅の特徴的な果皮色を実現する方法について研究を行いました。
生物環境工学科では3年次に「課題研究」という授業で、農業に関する諸課題解決に取り組んでいます。
あなたも農業の課題解決に向けた取り組みを一緒にしてみませんか?