生物環境工学科フラワーバイオコース草花専攻では、課題研究でエディブルフラワー(食用花)について継続的に取り組んでいます。
今年度は、エディブルフラワー(食用花)をエンドユーザーに安心して食していただくために、土壌改良をすることで病害虫の被害を抑制する研究を行っています。
その取り組みの一環として、以下の2か所へ訪問させていただきました。

4月15日 さんさん牧場見学

益田翔陽高校の近くに某TV番組でも紹介されたことのある「さんさん牧場」があります。
さんさん牧場は、引退した元競走馬を積極的に受け入れ、セラピー馬、乗用馬、観光馬として第二の馬生を過ごしている施設です。
昨年度末に施設長の大賀さんより、「馬糞を有効利用してもらえないか」というお話をいただき、この度現場見学をさせていただきました。

さんさん牧場のホームページはこちら https://sansanfarm.jp/

 

わからないことだらけだった私たちは、初めに大賀施設長との質疑応答時間をいただきました。
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その後、馬小屋へ案内していただきました。馬糞は牛糞と異なり水分がかなり少ないのが特徴的でした。
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また、地元の木材加工所から出るウッドチップを馬の寝床にしていることを説明され、馬糞の処理にも困っているというお話もしていただきました。
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最後に、さんさん牧場で与えているエサの話をしていただきました。競走馬のエサとの大きな違いは、競走馬のように筋肉を必要としないため、たんぱく質少なめの配合になっているようです。
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さんさん牧場から出た馬糞を利用している農家さんを紹介していただき、後日訪問させていただくことになりました。

5月15日 馬糞使用農家圃場見学

さんさん牧場の大賀施設長の紹介により、市内で有機農業を営んでいらっしゃる城市さんの圃場を見学させていただくことになりました。
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ハウス内のネギを栽培しているハウス内にも、馬糞堆肥が使用されているようです。
牛糞堆肥・鶏糞堆肥・馬糞堆肥のそれぞれの特徴や配合の仕方なども教えていただきました。
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露地栽培(屋外での栽培)やハウス栽培などでは馬糞堆肥は使用できるが、ポットや鉢での栽培ではなかなか難しいというお話もしていただきました。
しかし、私たちは研究を通して馬糞堆肥が使用可能であるかどうかを検証していきます!
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すべては、安全・安心なエディブルフラワーを提供できるシステムを構築していくために・・・