・緑の市での販売会を終え、生物環境工学科のフラワーバイオコース、(バイオ)専攻生は

さっそく来年度に向けた活動を行っています。それはコチョウランの「分割(増殖)」作業です。

・今回はその作業にあたる生徒たちの様子をご紹介します。

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・上の写真は昨年播種したコチョウランの種子が成長し発芽したものになります。

環境適温と照射時間を管理してやると一つの莢(さや)から大量に新芽が出ます。

しかし、このままでは培養瓶の中の栄養分が枯渇してしまうのと、個体数が増えて密集し

生長に好ましくない環境といえます。

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・そこで先に説明した「分割」作業を生徒が行います。

新しい養分を含んだ培養瓶に植替えることで、成長の促進と必要なスペースの確保ができます。

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・口で言うのは簡単ですが、クリーンベンチと呼ばれる作業台の中で、メスやピンセットを使いながら分割作業を行うことは慣れるまでに時間が必要で、この「無菌操作」が上手くいかないと、培養瓶の中で雑菌が繁殖してしまい、ここまで育った植物が使えなくなってしまうので、生徒たちは入念に滅菌をしながら慎重に作業します。

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・今回作業を行った3年生は、これまで培ってきた技術で丁寧かつ効率的にこれらの無菌操作が出来るようになり、実習の時間内で写真のように大量の分割(増殖)に成功しました。

・こうして増殖と培養を続けて、数年後には商品として皆さんに提供できるよう日々生徒たちは、熱心に取り組んでいます。