【生物環境工学科】花苗の管理作業
2022年03月15日
3月中旬になり暖かくなってきたことで、生き物たちの活動が活発になってきました。
花苗たちもその生き物のひとつであり、寒い冬に比べて生長速度が上がってきました。
しかし、暖かいということは、植物を食す害虫たちの動きも活発になってくるということにもなります。。。
鑑賞が主な目的となる花では、見た目が大事になります。
そのためには病害虫(病気や害虫)の防除(予防および除去)が必須となります。
また、動物と同じく植物も水分だけでは栄養不足でうまく生長できません。
栄養分として肥料を与えること(施肥:せひ)も大切な作業となります。
これらの内容をフラワーバイオコース1年生の実習で行いました。
植物は、基本的には勝手に育ちますが、植物を取り巻く環境によって生育は左右されます。
それは病気や害虫といった別の生物の要因であったり、日照や気温といった環境要因であったりします。
植物は人間とは違って自分で動くことはできません。その分、人間が施肥や病害虫防除を行い環境を整える必要があります。
水分の管理についても、幼苗(ようびょう)のうちは水分多めに管理し、ポリポットに鉢上げして根が活着(幼苗の根がポットの土に張っていくこと)するまでも水を多めに管理し、その後は表土(表面の土)が乾いたらたっぷり水を与えるというように、生長過程によって管理が変わってきます。
初めのうちは手厚く管理し、後半は必要に応じて管理をする。筆者の私見ですが、これは子育て(教育)にも同じようなことが言えるのではないかと思います。
高校卒業後社会へ巣立つ翔陽生をはじめ、未来の翔陽生たちにも生き物を管理する大変さや喜びを感じる経験を積んで、あなたの未来に向けてのびのびと学び、翔けて行ってもらいたいです。